モンシロチョウの幼虫を育てて知った衝撃の事実

趣味

畑をやっているとたくさんの虫たちに出会います。

あ、ちなみにわたしは虫が大大大の苦手です(*´Д`)

でも子供たちの教育のためにも、ある程度の条件で虫の家庭内飼育を許可しています。

そんな中モンシロチョウの幼虫を飼育してわかったことが衝撃的過ぎたので記録として残していきたいと思います。

モンシロチョウ 綺麗な蝶になれるのはほんの一部だった

モンシロチョウの幼虫を育てることになった

4月の畑。ブロッコリーやキャベツ、のらぼう菜、白菜などたくさんのアブラナ科の野菜が育っています。

そして、アブラナ科が大好きな虫といえば、青虫ですよね。

はらぺこあおむしでも有名な青虫ですがアブラナ科によくつくアオムシには

モンシロチョウの幼虫、ヨトウムシ、コナガの幼虫がいます。

無農薬栽培をしているので、野菜を採って帰って洗っていると本当に小さい5mmくらいの青虫がちらほら出てきます、

虫は大の苦手なので5mmくらいでも、とって!!といってパパや子供にとらせる私。

そしてこの子飼う!!という子供。

瓶の中にアオムシをいれて飼い始めることになりました。

はじめは1匹のアオムシ

小さなジャムが入っていた空瓶にとってきたキャベツとモンシロチョウの幼虫をいれてラップをかぶせてラップにつまようじで穴をあけました。

瓶の外から見るだけならなんだかとっても小さくて可愛らしく見えて、

愛着がわいてきました。

そしてありえないうんちの量、

みるみる大きくなりました。

1時間に2個くらいの緑うんちをして、1日ででかくなるのが分かるくらいの成長スピード、

今まで虫の観察をシッカリしたことのなかった私は、真剣に毎日見てしまいました(;´∀`)

4日くらいすると結構大きくなってきました。

そして、5日目には瓶の上のほうに移動してあまり動かなくなり

蛹になるのか周りに細かい糸のようなものをまとい始めていました。

蛹の形がおかしい

上のほうに来て糸をまとっているのになかなか蛹の形になりません。

イメージするのはポケモンのトランセルのような三日月の形なのですが。。。

もしや、ギリギリまで大量のうんちを気にしてこまめにパパに取り除いてもらったのが原因で蛹になるのを失敗してしまったのか?!

それとも夜の暗闇で誰にも見られてない状態じゃないと蛹にならないのかと考え、

なるべく暗い場所に移動させ静かなところで一夜を過ごさせました。

翌朝起きてきてみると、三日月とは程遠いおかしな形をしたアオムシちゃんがいました。

お腹のところが8つか10くらい、氷を凍らせる製氷器のような形になっていたんです。

私は最初にも書いた通り虫が苦手で、どうしても写真に撮るのができなかったのでその時の記憶を思い出しながらこんな感じだったなぁというのを絵で表してみました。

この形からどうもモンシロチョウになる様子はなさそうで、蛹になるのを失敗してしまったのかなと原因を調べてみると衝撃の事実が。。。

原因はコマユバチに寄生されていた

そこに書かれていたのはなんともショッキングなお話でした。

コマユバチというとても小さなハチが生まれてまだ間もないアオムシの幼虫に寄生して、

アオムシに卵を産ませるというものでした。

アオムシは卵を産み、卵を守る形で生涯を終えるというのです。

とってきたアオムシは5mmくらいの本当に小さなアオムシだったのに、そんな小さなときからすでに寄生されていただなんて。

一生懸命葉っぱを食べてたくさんうんちをしてモリモリ大きくなって、

それが寄生されたハチの卵を産み卵を守る形で死んでいくなんて。

何度考えても私にはショッキングなことでした(;_;)

さらに4匹のアオムシを畑でとってくる

こうなったらちゃんとモンシロチョウになるところを見守りたいということで、また畑に行き4匹の青虫ちゃん達をつかまえて、今度は大きめの虫かごに入れて飼育することにしました。

5mmくらいのかなり小さい子から1.5センチくらいの大きめの子までそれぞれ個体差がありました。

4匹中1匹は大きくなってくるとモンシロチョウの幼虫ではなくヨトウ虫だとわかったので、その子は近所の空き地に逃がしました。

ヨトウ虫はの幼虫で「夜盗虫」と書くのですがその名の通り、夜に葉っぱや花のつぼみをムシャムシャ食べてしまいます。

うちの庭のバラもいつもヨトウ虫にやられています。

そして3匹のアオムシをモンシロチョウにするべく見守ります。

3匹中モンシロチョウになれたのは1匹だけだった

結論から書いてしまうのですが残りの3匹のうちモンシロチョウとして飛び立てたのは1匹だけでした。

2匹はというと、あのコマユバチに寄生されたいました。

またお腹に卵を守る形で。。。

モンシロチョウ4匹を飼育したうち3匹はコマユバチに寄生されていたという事になります。

自然の世界の厳しさを知りました。

よく飛んでいるモンシロチョウですが蝶になるのは大変なことなんだなぁとモンシロチョウを見る目線が変わりました。

モンシロチョウになって庭へ飛び立った1匹

1匹は無事にモンシロチョウになり、子供たちと庭に飛び立つ瞬間を一緒にみることができました。

庭に飛び立ちバイバイしました。

庭にはケールの葉があるのですが、何度かそこに来るモンシロチョウがいてその子はもしかしたらバイバイしたモンシロチョウなんじゃないかと思っています。

よくカエルは生まれたところに戻ってきて産卵すると言いますが、もしかしたら蝶にもそういうことがあるのかなぁと思いました(*^^*)

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